アトピー(アレルギー)とは? 衛生仮説のお話

<お母さんと治すアトピー

「アトピーや花粉症は先進国におおく、衛生的になり過ぎたことに原因がある」

このような考え方は「衛生仮説」と呼ばれますが
・・・  研究者の間では定説になりつつあります。

そもそもアレルギーとは何なのでしょうか?

本当は「害のないもの」を、私たちの身体が敵と判断
必要以上に攻撃し続けること(過剰防衛)がアレルギー
の基本的な仕組みです。

免疫細胞の70%は腸に集中していますが、
この免疫細胞にもバランスが存在し、バランスが
悪い状態だとアレルギーが起こりやすくなります。

アレルギー発症のきっかけはヘルパーT細胞
という免疫細胞が深くかかわっています。

アトピー、花粉症等アレルギーにかかわる「ヘルパーT細胞」には、
「Th1細胞」と「Th2細胞」の二つが存在します。


赤ちゃんの時に多いのが「Th2細胞」ですがその後、
微生物にたくさん触れることで、腸内細菌の多様化が進み
  → 結果として「Th1細胞」が増えてバランスが整って
  外部からの刺激に負けない体と育って行くのだそうです。

赤ちゃんが、なんでも口に入れたがる理由

 腸内細菌を調べるとき、これまでは培養できる腸内細菌ばかりを調べていました。
そして乳酸菌はいい菌、ビフィズス菌もいい菌、大腸菌は悪い菌、ウェルシュ菌も悪い菌などと分け、それぞれを善玉菌、悪玉菌と呼んでいたのです。

 ところが現在では培養できない菌にも、どういう腸内細菌がいるのかがわかるようになりました。そして従来、腸内細菌は100種類、100兆個だといわれていたのですが、培養できない腸内細菌がその10倍以上いることがわかりました。
さらには、その大部分が土壌菌、土の菌でした。

納豆を食べると免疫が上がって元気になります。
納豆はほとんどが、納豆菌と土壌菌です。
赤ちゃんがなんでも口に入れるのは 
「必要な菌を取り入れる」行為なのかもしれません。

引用: 『脳はバカ、腸はかしこい』 東京医科歯科大学 藤田紘一郎著
 

※ 赤ちゃんの成長につれて、様々な腸内細菌の酵素が
  赤ちゃんの身体に刺激を与え、それを「経験値として」
  免疫細胞の「バランス」 が整っていくのです。

 →ですから、衛生的になった都市部では、多様な微生物に触れる
 機会が少なくなってきたことが、先進国でのアレルギーが増えてきている
 原因と考えられています。

 アレルギー発症時は「Th2細胞」が過剰になってきていることが
 知られています。

 


我が家の場合は娘が「ホコリアレルギー」でした。
 毎日床や布団を必死で掃除・・・ 家にいる時はアトピーが出なく
 外に行くようになって(保育園、学童) 悪化しました((+_+))




ほこり

あまりきれい好きも考え物? 

と、今は ちょっと反省しております。


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